現代、昔と比べて目の悪い人は増えている?
普段の生活の中で目の疲れ、乾燥、かすみやぼやけを感じることはありませんか?
デジタル機器の使用が増えた現代では、デジタル機器が普及する前と比較して、眼精疲労やドライアイを感じている人、さらには視力の悪い人の割合が増加しています。
近年の『身体の自覚症状ランキング』の調査では、目の疲れ(眼精疲労)は女性は1位、男性は2位と上位にランクインしています。
年代別では、20〜50代のスマホやパソコンなどの使用率が高い世代に特に多いという結果となってます。
WHOの調査では、世界的に視力の悪い人の割合が増加しているという結果が出ていて、日本でも裸眼視力1.0未満の割合は年々増加中。
2000年時点で世界の約23%の人が近視であり、2050年には50%にまで増加すると予想されています。
日本国内では、1990年以降、ドライアイの患者数も増加傾向で、医療機関でドライアイと診断された人は約800万人。
自覚症状ありの人は2,200万人にもなり、成人の5人に1人がドライアイの自覚ありという調査結果も出ているほどです。
ドライアイは、現代病の一つとして扱われていて、特にアジア圏(日本、韓国、中国)で患者数が多い傾向にあります。
目を守る涙の役割
目の表面は、常に涙の層によって守られていて、この涙の層には目の表面の保護だけではなく、主に5つの重要な役割があります。
目の乾燥を防ぐ
涙は、常に目の表面(結膜や角膜)を覆ってうるおいを保っています。
この涙の膜のおかげで目は乾燥せず乾燥により傷つきやすい角膜を守っています。
目に入った異物や細菌を洗い流す
涙は、目に入ったホコリ、花粉や菌を洗い流す機能を果たしています。
涙には、『リゾチーム』という抗菌酵素が含まれていて、目から侵入した細菌を壊す殺菌作用があります。
角膜に酸素や栄養を届ける
角膜には血管がなく、涙が栄養源や酸素を運ぶ役割を担っています。
涙は角膜に水分、酸素、カリウムやナトリウムなどの電解質、ビタミン類、酵素などを供給していますが、涙がしっかり出ていないとこの栄養供給が不足して角膜がダメージを受けやすくなってしまいます。
視力の補助
角膜表面が涙の膜で覆われていることで、光が綺麗に入り、目のピントが合いやすくなります。
涙の質が悪いとこの光の入りが悪くなり、視界が霞む、にじむといったことが起こります。
感情やストレスの調整
感動した時や悲しい時に出る涙は『情動性の涙』といわれていて、ストレスホルモンを外に出して自律神経を整える働きがあると言われています。
泣いた後にスッキリする感覚があるのは、この働きによる『心のデトックス』が起きているサインです。
ドライアイってなに?
ドライアイは、医学的には『ドライアイ症候群』や『乾性角結膜炎』と呼ばれていて、涙の量の減少や涙の質が悪くなってすぐに蒸発してしまい、目に不調が起こる病気です。
現代病の一つにもなってしまっているドライアイは、目が乾いて不快感を感じるだけではなく、角膜や結膜(黒目や白目)にもダメージを与えてしまいます。
ドライアイの症状には、大きく分けて2つのタイプがあります
涙液分泌減少型
涙の分泌が減少するタイプのドライアイです。
・目が乾きやすくヒリヒリする
・ゴロゴロとした異物感を感じる
・涙が出てこない
などが特徴です。
蒸発亢進型
涙がすぐ蒸発するタイプ
・目が乾きやすく疲れやすい
・目の奥がジンジンと痛む感覚がある
・まばたきでスッキリしてもすぐ不快感を感じる
などが特徴です。
最近では、どちらの症状も現れる混合型のドライアイが増加しています。
混合型は、涙の分泌量が減少している上に、分泌された涙もすぐに蒸発してしまうというドライアイです。
涙液分泌減少型、蒸発亢進型どちらの特徴にも当てはまる場合は混合型ドライアイの可能性が高いです。
ドライアイの原因は?
現代でドライアイが増加している原因には、今の時代特有の要因があり、これが昔よりも患者数が増加している理由とされています。
デジタル機器の使用時間増加
通常では、1分間に15〜20回ほどのまばたきの回数が、デジタル機器使用中には5〜7回程にまで減少することがわかっています。
まばたきの回数が減少することで、涙が蒸発しやすくなり、目の表面が乾きやすくなってドライアイに繋がります。
空調環境の変化
エアコンでの冷暖房、加湿不足によって室内の湿度が低下することで、目の表面が乾きやすくなり、ドライアイに繋がります。
特に、オフィスや美容室、店舗などのような常時エアコンが稼働しているような環境では、ドライアイに注意が必要です。
マスク生活の影響
コロナ禍以降、マスクを付けて生活する人を今でも多く見かけますが、マスクをした状態では、息が上方向に抜けて目に当たることで、涙が蒸発しやすくなります。
『マスクドライアイ』という言葉ができるほどマスク着用時に目の乾きを感じる人が多くなりました。
コンタクトレンズの普及
コンタクトレンズを装着していることもドライアイの一因になります。
日本で主流のソフトコンタクトレンズは、水分を含んだ素材でできていて、目の上にのせると周囲の涙を吸い取ってしまうので、本来目の両面にあるべき涙の量が不足してドライアイに繋がります。
長時間のコンタクトレンズ装着や古いタイプのコンタクトレンズわ使用していると、角膜が酸素不足(低酸素)の状態になり、涙の分泌量が低下することもあります。
アイメイク、美容トレンドの影響
メイクが原因でドライアイが引き起こされている可能性もあります。
アイラインやアイシャドウ、マスカラなどのアイメイクをまつ毛の生え際にまでつけてしまうことで、涙の油分を分泌している『マイボーム腺』を詰まらせてしまい、涙の油分を分泌できなくなって涙が蒸発しやすくなります。
ストレス、自律神経の乱れ
ストレスや自律神経の乱れは、ドライアイの原因になります。
ストレス状態が続くと、交感神経が活発になってしまい、交感神経が働きすぎることで涙の分泌が抑制される、まばたきの回数が減るといったことが引き起こされ、ドライアイを悪化させてしまう可能性があります。
睡眠不足
睡眠時には、目の回復が行われますが、睡眠不足になるとこの回復が追いつかず、角膜、結膜のダメージを回復できずにかすみ目、視界のぼやけなどのドライアイの症状に繋がります。
また、回復が十分でないことで涙の分泌量が減少したり、涙の水分、油分、粘液層のバランスが崩れて蒸発しやすくなってしまい、ドライアイの悪化に繋がります。
ドライアイ、放置は危険!?
ちょっと乾燥するだけだし…とドライアイを放置してしまっていませんか?
ドライアイの放置は、じつはとても危ないことなんです!
視力の質が下がる
涙は、光をキレイに屈折させるレンズの役割をしています。
ドライアイで涙の量が減少したり質が悪くなると、目の表面に均等に涙の膜を形成できず、光の屈折がキレイにいかず、ピントが合いにくい、視界がぼやける、目がかすむなど『見え方の質』の低下を引き起こします。
角膜、結膜が傷つく
涙は、目の表面を保護するバリアのようなものです。
乾いたまま放置してしまうと、まばたきによる摩擦やほこりによって角膜(黒目の表面)や結膜(白目の表面)が傷ついてしまいます。
角膜、結膜が傷つくと、目の痛みや充血、光がやけに眩しく感じたり、視界のぼやけを感じたり、角膜、結膜の傷に細菌が入って炎症(角膜炎や結膜炎)を起こしてしまう可能性もあります。
慢性的な疲れ、痛みに繋がる
角膜は、身体の中でも神経が密集していて、ドライアイで乾燥して角膜がダメージを受けると、この神経が刺激されて痛みや不快感、目のしみるような感覚が続くようになります。
涙が少ないことで、ぼやけた視界を補正するために目の筋肉が動き続けるため、眼精疲労や慢性的な目のだるさに繋がります。
生活の質が低下する
ドライアイの状態では、視界が滲んだり、霞んだりしてピントが合わず、スマホやパソコン、本などを見るのがストレスになってしまうこともあります。
仕事や趣味の時間も『やりたくても続けられない』という状態になる可能性もあります。
また、乾燥や痛み、不快感などが常に気になる状態では、集中力が途切れやすくなり、仕事や勉強の効率も低下。
仕事も趣味も満足にこなせず、生活の質が低下する可能性すらあります。
このように、ドライアイを放置してしまうと、一時的なしんどさだけに留まらず、目の健康、身体の健康にも影響が出ることもあります。
ドライアイ、改善方法は?
体にまで悪影響を及ぼす可能性のあるドライアイですが、しっかりとケアすることで改善することができます!
意識的にまばたきを増やす
スマホ、パソコンの使用中は、まばたきの回数が減りがちです。
意識してまばたきを増やすことで目の乾燥を予防できます。
1時間に一度目をつぶって深呼吸するだけでも効果的です。
人工涙液で潤いを保つ
人工涙液で目の潤いを補う方法もあります。
人工涙液とは、本来の涙に近い成分でできている目薬のことで、目の渇きや不快感を和らげることに特化しています。
防腐剤不使用のタイプのもの、コンタクトをしている場合は専用のものを選ぶのがポイントです。
電子機器の使い方を見直す
仕事などでスマホ、パソコンを長時間使用する場合は、こまめに画面から目を離して遠くを見るなど長時間画面を見続けない工夫をするのが大切です。
画面の明るさを暗めに設定する、ブルーライトカット機能をONにする、ブルーライトカットメガネの使用で、物理的に光刺激をカットすることでドライアイの症状を軽減することが可能です。
空調機器の風の直撃を避ける
冷暖房の風は、直接目に当たるとドライアイを悪化させる原因になります。
空調の風向きを調整したり、デスクに加湿器を置くなどの対策でドライアイの悪化を予防できます。
目元を温める
目の周りを温めることで、目の血流が改善され、涙の油分を出すマイボーム腺の詰まりを防ぐことができ、ドライアイの症状改善に繋がります。
蒸しタオルや市販のホットアイマスクがおすすめです。
ドライヘッドスパも効果的!
また、このようなセルフケアのほか、ドライヘッドスパもドライアイの症状改善に効果的です。
ドライヘッドスパで頭皮やこめかみ、側頭筋、眼輪筋をほぐすことで目の周りの血行が促進され、涙の分泌が促進される効果が期待できます。
さらに、ドライヘッドスパの自律神経を整える効果で副交感神経が優位になることで、涙の量や質も整いやすくなり、ドライアイの症状改善に効果が期待できます。
睡眠不足はドライアイの原因の一つですが、ドライヘッドスパには睡眠の質改善の効果があり、睡眠不足が改善されることによって目のダメージ修復、涙の生成機能が回復し、ドライアイの症状改善にもつながります。
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ヘッドミント京都祇園店の紹介
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店名 | ヘッドミント 京都祇園店 |
住所 |
京都府京都市東山区祇園町北側270−4 Gion Hanaビル 6F |
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